こんにちは~!薬学生のヨシです。
今回は去年くらいに化粧品検定の1級,2級を取得したのでその時の勉強期間や、取得する意味があるのかなどを話していきます!
ぜひ、受けてみようかな。と考えている人は参考にしてみてください!
化粧品検定ってどんな資格?
2級では、美容皮膚科学を中心に「化粧品を使う側の正しい知識」が学べます。具体的には以下のような内容です
- 肌の構造・肌トラブルとその対処法
- 肌悩みに応じた化粧品の選び方(乾燥肌、敏感肌など)
- スキンケアやメイクアップの基本
- マッサージや生活習慣(食事・睡眠・運動)と美容の関係
- 紫外線対策、アンチエイジングに関する知識 など
生活に直結する内容が多く、初心者にも取り組みやすい。美容好きな方や一般教養として学びたい人にもぴったりです。
1級では、化粧品そのものの成分や製造、安全性、関連法規まで踏み込んだ専門的な知識が求められます。
- 化粧品の成分(界面活性剤、防腐剤、香料など)の分類と働き
- スキンケアに使われる有効成分とその作用機序
- 医薬部外品と化粧品の違い、関連法規(薬機法、表示名称など)
- 化粧品の開発・製造工程に関する基礎知識
- ヘアケア、ボディケア、ネイル、フレグランス、オーラルケアなどの幅広い分野
- 表示ルールや国際基準など業界全体に関わる知識
美容が好きな方や、化粧品の中身にもっと詳しくなりたい方にはぴったりの資格です。
理系でなくてもまったく問題ありません。「好き」があれば1級は十分合格を目指せます!
化粧品検定の勉強時間
ここからは完全に個人的な感想になります。
勉強時間は、1級も2級も2週間前から初めて1日1~2時間程度でした。なので、合計50時間程度あれば合格できる!という感覚です。
※僕は、薬学に関しては一般の方より少し知恵はありますが、メイクの経験なし。香水つけない。日焼け止めもつけない(笑)。など、基本的には美意識は高いとは言えず、周りの女性のほうが基礎的な知識はあったと思います。


化粧品検定の勉強方法
化粧品検定は、公式テキストの内容をどれだけ正確にインプットできるかがカギです。
実際に僕が1級・2級の勉強で意識したのは、「問題を中心に、テキストと照らし合わせながら理解する」こと。以下の4つのステップで学習を進めました。
① まずは問題集を解いて全体の傾向をつかむ
最初は完璧に解けなくてもOKなので、とにかく問題集を一通り解いてみました。
間違えても構わないので、出題のされ方や自分の苦手分野を把握することを目的に、まずは1周ざっと進めることが大切です。
② 解説を読みながら、テキストに戻って理解を深める
問題を解いた後は、必ず解説をじっくり読むようにしました。
特に重要なのは、「正解した問題」だけでなく「ほかの選択肢がなぜ間違っているのか」まで確認すること。←重要とは言いましたが、もう当たり前すぎることなので、これをしないのは論外です。。
解説だけで理解できない部分は、公式テキストに戻って内容を確認。
このプロセスで、単なる暗記ではなく、背景や理由まで含めて理解する力がつきます。
③ 本番までに最低3周!繰り返し解いて記憶を定着させる
1周目・2周目では間違えたところが多くても、気にせずどんどん進めました。
重要なのは、間隔を空けずに問題集を繰り返すこと。僕は本番までに最低3周は行い、間違えた問題は特に重点的に復習しました。
何度も出てくる内容(例えば、紫外線防御成分や法規の分類など)は、繰り返すことで自然に覚えられます。
④ どうしても覚えられないところは、紙に書いて整理する
何度見ても覚えられない成分名や分類などは、紙に書き出してみるのも有効でした。
視覚的に整理することで、記憶がしやすくなる感じです。
たとえば、「紫外線吸収剤と散乱剤の違い」などは、表にして書くことで理解しやすくなりました。


勉強法で1番大切なこと
あえてもう1度言わせてもらいますが、一番大切だと感じることは、スタートをテキストからにしないこと。問題集からやりましょう!


時間に余裕がある場合でもテキストをスタートにすることはお勧めしません。余裕があれば、問題演習を先延ばしにしたり、受験自体を先延ばししてしまう可能性があるからです。
対策として僕は勉強に入る前に申し込みをして、受験をバックレたら教材費、受験費用が無駄になる状況を作り、合格まで行けました。
化粧品検定は意味があるのか?
正直人によって意味があるということの基準が違うので一概には言えませんが
メリットとしては、化粧品関連のワードを理解したことで、この商品はどういったところが優れていて、どこを売りにしているのかを把握できるようになったとこと。
ただ、何か飛躍的に人生が変わったとか、この資格を持っていることで、就職に有利ということはあまり聞きません。
なので、資格を生かして何かしようというよりは、美容への興味があり、その第一歩として取得を目指すには非常に良いと思います。
試験の概要
項目 | 2級 | 1級 |
---|---|---|
実施時期 | 5月・11月 | 5月・11月 |
受験料(税込) | 8,800円 | 13,200円併願受験:19,800円(10%OFF) |
試験時間 | 50分 | 60分 |
試験方式 | マークシート4択式 | マークシート4択式 |
出題数 | 非公開(全問マーク式) | 非公開(全問マーク式) |
合格ライン | 正答率70%前後(年度により変動) | 正答率70%前後(年度により変動) |
合格率(平均) | 約74.7% | 約68.6% |
受験資格 | 誰でも受験可/級の制限なし | 誰でも受験可/級の制限なし |
出題範囲 | 第3版:・2級対策テキスト・準2級・3級対策テキスト | 第3版:・1級対策テキスト・2級対策テキスト・準2級・3級対策テキスト |
学習内容の特徴 | 美容皮膚科学を中心に、肌悩みに合わせた化粧品の選び方、メイク、生活習慣美容、マッサージなどトータルビューティーを学ぶ | 化粧品の成分や中身、ボディ・ヘア・ネイル・香り・オーラルケア、関連法規など、より専門的で広範な知識を学ぶ |
※2025年6月の情報です。詳細は公式サイト参照をお勧めします。
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